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日本自走式駐車場工業会とは、自走式立体駐車場の技術開発と普及を通じ、都市インフラの整備と駐車場事業の健全な発展に寄与する業界団体です。正会員13社、賛助会員18社(2025年5月調査)が、情報交換や共同研究などを通じて安全で使いやすい駐車場開発に貢献しています。
日本自走式駐車場工業会は、1990年に任意団体として設立された「日本プレハブ駐車場工業会」が前身です。
建設省(現・国土交通省)と協調して大臣認定制度の整備、構築を推進し、1992年に初の大臣認定品である「1層2段型」の販売を開始しました。
公益法人制度改革に伴い、2009年に一般社団法人へ移行。さらに2014年5月、自走式立体駐車場全般を扱う団体として現在の名称へと改められました。
日本自走式駐車場工業会は、自走式駐車場の技術開発と、安価で高品質な駐車場を供給することにより、駐車場事業の健全な発展と都市インフラ整備に寄与することを目的としています。
目的を実現するために、主に以下の事業を行っています。
国土交通大臣認定を受けた自走式駐車場を、平時から災害時まで場面を問わず利用可能な「フェーズフリー(※)」施設として活用することを推進しています。
認定自走式立体駐車場は、広くなだらかなスロープがあるため、車椅子やベビーカー利用者を含む多くの人が安全に上層階へ避難できます。また、駐車場の広いフラットなフロアは大人数の収容に適しています。災害時には避難場所や物資の集積場所など多用途で活用可能な自走式駐車場の普及により、安心・安全な街づくりに貢献することを目指しています。
フェーズフリーとは
平常時と非常時のフェーズ(社会の状態)からフリーにして、生活の質を向上させるための防災に関わる新しい概念。
平常時に使っている物、施設、サービスなどを、「もしも」のときにも役立てることができるという考え方です。
自走式駐車場が自然災害に強い施設である点に着目した災害対策を進めています。
2017年の内閣府の技術的助言により、鉄骨造りの自走式駐車場が「津波避難ビル」の指定対象となりました。これを受け、南海トラフ地震の特別強化地域を中心に、PRリーフレットを配布し、普及活動を行っています。
普及してから30年以上になる自走式駐車場を、できるだけ長く、安全かつ快適に利用するため、定期的な点検をするよう推奨しています。寿命を伸ばすため、床や柱、各種設備ごとの補修・更新の間隔の目安を示しているほか、建て替えに関する情報提供も行っています。
自走式駐車場は、駐車場不足や交通渋滞といった社会問題の緩和・解決を図る施設です。
災害時には一時避難所としても活用できることなどから、都市機能に不可欠なインフラとしてまちづくりへの貢献を推進しています。
日本自走式駐車場工業会の正会員とは、法人の目的に同意し、基金の募集に応じて入会した自走式立体駐車場を製造・販売する法人のことを指します。2025年5月調査時点では以下の法人が正会員となっています。(50音順)
IHIグループの総合運搬機械メーカーとして1973年に設立。日本のモータリゼーションを支えてきたパーキングシステム事業と、港湾で活躍する大型クレーンなどを供給する運搬システム事業の2事業を主に展開しています。
1918年創業の機械メーカーで、金属素材事業、工作機械事業、産業機械事業の3事業を核に幅広く展開しています。
栗本和昌社長が、日本自走式駐車場工業会理事長を務めています。
自動車部品の製造加工をメインに、パーキングやエクステリア、環境機器と幅広く事業を展開し、多様化する社会のニーズに応えています。川合裕久執行役員が、日本自走式駐車場工業会理事を務めています。
スチールラックを主力に、物流システムや書架などの保管設備のほか、立体駐車場やソーラー架台、床材などの構造材、実験・研究設備などを、開発から製造、販売まで手掛けているメーカーです。
JFEグループの総合建設会社で、JFEスチールの製鉄所や製造所の建設・メンテナンスを多く手掛け、自走式駐車場「メタルパーク」や耐震・制振デバイスなど幅広い事業を展開しています。
自走式駐車場の企画・設計・施工から、駐車場経営・管理・運営、メンテナンスに至るまでをトータルに担う総合企業です。
清家 政彦代表取締役社長が、日本自走式駐車場工業会の執行理事を務めています。
自走式立体駐車場の設計・施工・監理の専門企業です。付帯する設備や太陽光発電の架台、各種工事、メンテナンス等にも対応、様々なニーズに応えるサービスを展開しています。
プレハブ建築を主力に、立体駐車場、ビジネスホテル経営などを手掛ける総合建設会社です。企画提案から施工、メンテナンスまで一貫したサービスを提供しています。飯島 登美夫専務が、日本自走式駐車場工業会の理事を務めています。
システム建築事業と立体駐車場事業を柱に展開。開発から施工、アフターサービスまで一貫して自社で担う強みを生かした事業を提案しています。知田 晃一執行役員が日本自走式駐車場工業会の執行理事・企画部会長を務めています。
自走式立体駐車場の企画、設計、施工を手掛けており、全国で施工しています。高度な技術力を生かし、コスト削減と工期短縮に努めています。山本 拓也常務執行役員が、日本自走式駐車場工業会の理事を務めています。
自走式駐車場の設計・施工を専門としています。施主の要望に応じつつ、環境に優しい機能的な駐車場づくりを追求しています。
若樹 太郎会長が、日本自走式駐車場工業会の理事を務めています。
自走式駐車場の専門メーカーとして、設計から製造、施工まで一貫した生産管理体制を構築。低コスト、短納期での駐車場建設を実現しています。船水 賢設計部長が日本自走式駐車場工業会の理事を務めています。
鉄鋼事業における鉄骨加工技術や構造設計のノウハウを生かし、自走式駐車場メーカーとして全国展開。認定駐車場「stage W」が主力ブランドです。米山 行夫取締役が日本自走式駐車場工業会の執行理事・技術部会長を務めています。
賛助会員とは、この法人の目的に賛同し、その事業を援助するため入会した法人、個人または団体のことを指します。
| 正式名称 | 一般社団法人日本自走式駐車場工業会 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区芝5-26-20 建築会館5F |
| 創立 | 1990年4月 |
| 理事長 | 清家政彦(セイワパーク株式会社 代表取締役社長) |
| 問合せ | (電話)03-3456-0781 (問合せフォーム)https://purepa.or.jp/home/contact |
| 公式サイト | https://purepa.or.jp/ |
綿半ソリューションズ株式会社は、自走式立体駐車場の設計・施工を専門とする専業メーカーです。
全国に多数の施工実績を持ち、用途や敷地条件に応じた構造提案を行うほか、設計段階からゼネコンや設計事務所と連携し、図面・法規・運用面まで一貫して対応。
6層7段構造において国土交通大臣認定(一般認定)を2016年12月、業界で初めて取得※するなど、大規模・高層対応の先駆的な実績も有しています。
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