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駐車場建設にで検討すべき保険対応

※このサイトは綿半ソリューションズ株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

このページでは、「駐車場 保険」をテーマに、駐車場の新設・運営にあたって検討すべき保険の種類やリスクの考え方を整理します。
建物損壊・車両事故・転倒事故・火災・自然災害・クレーム対応など、駐車場には多様なリスクが存在し、それらをどこまで保険でカバーし、どこからを運用・設計で抑え込むのかというスタンスが重要です。
ディベロッパー・事業者・運営会社の方に向けて、駐車場特有のリスクと、それに対応する保険・契約内容の考え方を、計画・設計段階から押さえておくべきポイントとして解説します。

なぜ「駐車場における保険」が重要なのか

駐車場は、不特定多数の車両と人が出入りする空間であり、次のようなリスクが常に存在します。

  • 車両同士、あるいは車両と構造物(柱・壁・機器)との接触事故
  • 歩行者の転倒・転落・接触事故
  • 火災・爆発・自然災害(台風・地震・洪水など)による損害
  • 設備故障による営業中断・収入減少
  • 利用者とのトラブル・クレーム(第三者による盗難・いたずら等の責任範囲)

これらのリスクをすべて自社で負担するのは現実的ではありません。
一方で、「保険に入っているから安心」と全てを保険任せにするのも適切ではなく、設計・運用・保険の三位一体でリスクをマネジメントする視点が必要になります。

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設計段階から「保険で守る範囲」を意識

駐車場の安全性は、構造・サイン計画・照明・監視体制だけでなく、万が一の際にどこまで保険でカバーするのかという設計思想とも密接に関係します。私たちは、ディベロッパー・運営事業者のリスク許容度を伺いながら、保険も前提にした計画づくりをサポートします。

駐車場に関わる主な保険の種類

1. 施設賠償責任保険

駐車場の運営者が加入を検討すべき中核となる保険です。
駐車場の構造上の欠陥や管理上の過失により、第三者(利用者・歩行者など)に対して身体・財物の損害を与えた場合に、賠償金や訴訟費用等を補償します。

  • 床面の凍結や段差による転倒事故
  • 落下物・看板の落下による車両破損・人身事故
  • 設備の不具合に起因する事故 など

2. 施設・建物の火災保険・総合保険

駐車場建物や設備(ゲート・精算機・照明・監視カメラなど)に対して、火災・自然災害・水濡れ・盗難などの被害が発生した場合の損害をカバーします。

  • 自走式駐車場本体の損壊
  • 外装材・屋根・防音壁の破損
  • 機器・設備の損傷 など

3. 事業活動総合保険(利益補償・休業補償等)

火災・災害や重大事故で駐車場が使用不能になった場合に、駐車料金収入の減少などをカバーする保険です。
大規模商業施設や時間貸し駐車場など、駐車場収入が事業収益に直結する場合には検討の価値があります。

4. 管理委託先・オペレーター側の保険

駐車場運営を専門オペレーターに委託する場合、委託先の会社が加入している賠償保険や、契約上の責任範囲との関係も重要になります。

  • 管理業務中の人的ミスによる損害
  • 現金・売上金管理に関する事故
  • 運営会社の業務上過失

ディベロッパー側の保険と、運営委託先の保険がどう役割分担されるのかを、契約書と合わせて整理しておく必要があります。

5. 車両側(利用者)の自動車保険

駐車場内での多くの事故は、車両同士・車両と構造物の接触です。
これらについては、基本的に加害者となった運転者側の自動車保険(対物・対人)が適用されるのが一般的ですが、施設側に過失がある場合は、施設賠償責任保険との絡みで扱いが変わることがあります。

リスクごとに見た「保険でカバーすべきか」の考え方

構造・設備に起因する事故

  • 最低限:施設賠償責任保険+火災保険等でカバー
  • 併せて、設計・施工段階での安全対策の徹底(法令・ガイドライン準拠)

天災・自然災害による被害

  • 建物・設備の物的損害:火災保険・総合保険でカバー
  • 営業停止・収入減少:利益補償・休業補償等を検討

利用者間トラブル・盗難・いたずら

この領域は、駐車場側がどこまで責任を負うのかという契約・約款の設計が重要です。

  • 「自己責任」を原則とする場合も多い
  • 一方で、監視カメラ・照度・防犯対策などの取り組みを示すことでリスク低減
  • 重大な管理過失がある場合は施設側の賠償責任が問われる可能性も

契約・運用面で押さえておきたいポイント

駐車場利用規約・免責事項の整備

保険だけでなく、利用規約・掲示サイン・約款も、リスクマネジメントの重要な要素です。

  • 施設側・利用者側の責任範囲を明記する
  • 盗難・車上荒らし・当て逃げ等への対応方針を記載
  • 長期放置車両・不正駐車への対応ルールを定める

保険と設備投資のバランス

保険料を抑えたいあまりに、安全設備を削ってしまうのは本末転倒です。
逆に、過剰な設備投資をしても費用対効果が合わないケースもあります。

  • 照明・監視カメラ・サイン・防護柵などでリスクそのものを下げる
  • 残るリスクを保険でカバーする
  • 「頻度は高いが損害額は小さいリスク」と「頻度は低いが損害額が大きいリスク」を分けて考える

オペレーターとの役割分担

時間貸し・月極めなどを外部オペレーターに委託する場合、

  • どの範囲をディベロッパー側の保険でカバーするか
  • どの範囲をオペレーター側の保険・責任で担保するか
  • 事故発生時の初動対応・連絡フロー

などを契約書で明確にしておくことが重要です。

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「設計・運用・保険」を切り離さない

駐車場のリスクマネジメントは、構造設計・動線計画・設備仕様・運営体制・保険が相互に関連します。私たちは、ディベロッパー・運営会社・保険の専門家とも連携しながら、どこまでを設計で抑え、どこからを保険でカバーするかという視点でご提案します。

駐車場の保険に関するよくある質問

駐車場で発生した車両同士の事故は、施設の保険でカバーされますか?

一般的には、運転者側の自動車保険(対人・対物)が優先され、施設側の保険は「構造上の欠陥」や「管理上の重大な過失」があった場合に適用が検討されます。
どこまで施設側が責任を負うのかは、利用規約や掲示内容、事故の状況によって異なるため、保険会社・法律専門家と個別に確認することが重要です。

駐車場内での盗難・車上荒らしは、施設側の責任になりますか?

多くの駐車場では、盗難や車上荒らしについては原則「自己責任」とし、施設側は保管責任を負わないと規約に明記しています。
ただし、防犯対策が著しく不十分であった場合など、事情によっては施設側の責任が問われる余地もあるため、防犯カメラ・照明・巡回などの対策を講じるとともに、規約内容を明確にしておくことが重要です。

自走式駐車場のような立体構造でも、一般的な火災保険でカバーできますか?

多くの場合は、建物・工作物として保険の対象とすることが可能ですが、構造・用途・設備内容によって保険料や補償範囲が異なります。
特に、屋上駐車・EV充電設備・太陽光パネルなどを併設する場合は、追加の特約や条件が必要となることもあるため、計画段階から保険会社に相談することをおすすめします。

駐車場運営を外部委託する場合、自社の保険はどこまで必要ですか?

建物・構造物の所有者としてのリスク(構造上の欠陥など)は、所有者側の保険でカバーする必要があります。一方、料金管理・日常運営・人的ミスなどに起因するリスクは、運営委託先の保険・賠償責任でカバーされるのが一般的です。
委託契約書の中で、「誰がどの保険に加入し、どこまでをカバーするか」を明記し、双方で認識を揃えておくことが重要です。

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監修
6層7段 国土交通大臣認定を業界初取得
綿半ソリューションズ
綿半ソリューションズ株式会社
設計・構造提案から並走する
駐車場専門の技術パートナー
綿半ソリューションズ株式会社

綿半ソリューションズ株式会社は、自走式立体駐車場の設計・施工を専門とする専業メーカーです。
全国に多数の施工実績を持ち、用途や敷地条件に応じた構造提案を行うほか、設計段階からゼネコンや設計事務所と連携し、図面・法規・運用面まで一貫して対応。
6層7段構造において国土交通大臣認定(一般認定)を2016年12月、業界で初めて取得するなど、大規模・高層対応の先駆的な実績も有しています。


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