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立体駐車場のEV充電設備|設置方法と計画のポイント

※このサイトは綿半ソリューションズ株式会社をスポンサーとして、Zenken株式会社が運営しています。

EV(電気自動車)の普及に伴い、商業施設やマンション、病院、オフィスなどの立体駐車場でも、EV充電設備への対応が求められるようになっています。立体駐車場へEV充電器を設置する場合は、充電器を取り付けるだけでなく、必要な電源容量や配線経路、設置台数、利用時間、安全性、将来の増設まで考えて計画することが重要です。本記事では、自走式立体駐車場を中心に、EV充電設備の種類や設置方法、新築・既存駐車場それぞれの計画ポイント、導入時に確認したい法令・費用について解説します。

立体駐車場にも
EV充電設備が求められている

EVの普及とともに
駐車場側の対応も必要になる

EVは、駐車している時間を利用して充電できることが大きな特徴です。そのため、住宅だけでなく、商業施設、ホテル、オフィス、病院など、一定時間車両を駐車する施設でも充電設備の整備が進められています。

経済産業省の「充電インフラ整備促進に向けた指針」では、2030年までに公共用急速充電器3万口を含む充電インフラ30万口の整備を目指す方針が示されています。

特に、集合住宅などでの日常的な「基礎充電」と、商業施設・宿泊施設などの滞在時間を利用する「目的地充電」では、普通充電器を中心とした整備が想定されています。

新築時から将来の増設まで
考えておくことが重要

立体駐車場を新築する場合、完成時点で必要な充電器だけを設置するのではなく、将来的にEV利用者が増えた場合に充電器を増設できるよう計画しておくことが重要です。

完成後に新たな配管や配線を施工しようとすると、壁や床を貫通する工事、高所作業、電気設備の増強などが必要となり、工事費が大きくなることがあります。

そのため、新築時には将来設置する区画まで配管経路や電源設備の余力を確保しておく方法も検討しましょう。

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将来のEV普及まで見据えて計画します

立体駐車場は長期間使用する施設です。完成時点のEV台数だけを基準にすると、数年後に充電区画が不足する可能性があります。

綿半ソリューションズでは、現在必要な充電区画だけでなく、将来的な増設を想定した配線経路や設備配置まで考慮しながら自走式立体駐車場をご提案します。

立体駐車場に設置する
EV充電設備の種類

普通充電器

普通充電は、車両を数時間以上駐車する場所で利用しやすい充電方式です。マンションやオフィス、ホテル、商業施設など、一定時間滞在する施設との相性があります。

短時間で充電を完了させることより、車両が駐車している時間を利用して充電することを前提とした設備です。

自走式立体駐車場では、複数の駐車区画へ普通充電設備を設置し、利用者が駐車中に充電できるようにする計画が考えられます。

充電用コンセント

壁面や柱などにEV充電用コンセントを設置し、車載充電ケーブルを接続して充電する方法です。

充電器本体を多数設置する方式と比べて設備構成をシンプルにしやすい一方、利用者がケーブルを用意する運用や、課金・利用者認証をどのように行うかなどを検討する必要があります。

普通充電器(充電ケーブル付き)

充電器側にケーブルが備えられているタイプでは、利用者が車両へ直接コネクターを接続できます。

認証や課金機能、通信機能、利用状況の管理などに対応した製品もあり、商業施設や時間貸し駐車場など、不特定多数が利用する駐車場で採用を検討できます。

急速充電器

急速充電器は、普通充電より高い出力で短時間に充電する設備です。高速道路のサービスエリア、道の駅、充電ステーションなど、移動途中で短時間に充電する「経路充電」で多く利用されています。

立体駐車場でも設置を検討できますが、高出力になるほど必要な受電容量や設備費が大きくなるため、施設用途と利用方法を確認する必要があります。

例えば、数時間滞在する商業施設やオフィスでは、必ずしもすべての区画に急速充電が必要とは限りません。利用者の滞在時間に合わせて普通充電と急速充電を使い分けることが重要です。

種類 主な特徴 検討しやすい用途
充電用コンセント 比較的シンプルな設備構成 共同住宅、社員用駐車場など
普通充電器 駐車中に時間をかけて充電 マンション、オフィス、ホテル、商業施設
急速充電器 高出力で短時間に充電 短時間利用、経路充電、充電拠点

立体駐車場のEV充電器は
何台設置すればよい?

駐車台数だけで決めない

EV充電器の設置台数に、すべての施設へ共通して当てはめられる一律の数字があるわけではありません。

例えば200台の駐車場でも、マンション、商業施設、オフィスでは、EV利用者の割合や駐車時間が異なります。

設置台数を検討するときは、主に次の条件を整理します。

  • 総駐車台数
  • 現在のEV利用台数
  • 将来的なEV利用率
  • 平均的な駐車時間
  • 1台あたりの充電時間
  • 充電器を共用するか専用区画にするか
  • 施設全体で利用できる電力

「全駐車台数の何%」という数字だけで決めず、施設の利用実態から必要口数を検討することが重要です。

マンションは長時間駐車を
活用しやすい

マンションでは、夜間を中心に長時間駐車する車両が多いため、普通充電との相性があります。

すべてのEVを短時間で充電する必要がなく、夜間を通じて順番に充電する制御を行うことで、限られた電力を複数区画で活用できる場合があります。

また、国土交通省は新築集合住宅について、EV充電設備の積極的な設置とともに、将来的な増設に対応できる配管などを含めた整備を検討するよう関係事業者へ通知しています。

商業施設は滞在時間から
充電方法を検討する

商業施設では、30分程度で退出する利用者もいれば、数時間滞在する利用者もいます。

短時間利用者が多い施設だからといって、すべてを急速充電器にする必要があるとは限りません。買い物や映画、食事などで数時間滞在する施設であれば、普通充電でも一定量を充電できます。

施設の平均滞在時間や利用目的を確認し、必要な充電量と設備費のバランスを検討しましょう。

EV充電設備で重要な
電源容量の考え方

充電器を増やすほど
必要な電力も大きくなる

複数のEV充電器を設置すると、同時に充電した場合の電力需要も増加します。

例えば、建物全体ですでに電力を多く使用している場合、充電器を追加することで契約電力や受変電設備の増強が必要になる可能性があります。

充電器本体の価格だけではなく、受変電設備、幹線、分電盤、配線まで含めた電気設備全体を確認する必要があります。

充電制御で同時使用電力を
抑えられる場合がある

すべての充電器を常に最大出力で使用するのではなく、建物の電力使用状況に合わせて充電出力を調整する「充電制御」を利用する方法があります。

例えば、複数台が接続された場合に使用できる電力を分配したり、建物の電力需要が大きい時間帯には充電出力を下げたりすることで、ピーク電力を抑えられる可能性があります。

マンションやオフィスなど、車両の駐車時間が長い施設では、必ずしも全車両を同時に最大出力で充電する必要はありません。

受変電設備の増強が
必要になることもある

高出力の急速充電器を設置する場合や、多数の充電器を同時使用する場合は、既存の受電設備では電力容量が不足することがあります。

キュービクルや幹線設備の増強が必要になると、充電器本体以外の工事費が大きくなる可能性があります。

既存駐車場へ後付けする場合は、充電器を選定する前に、現在の受電容量と建物の最大電力需要を調査することが重要です。

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充電器だけでなく電気設備全体を確認します

「10台分の充電器を設置したい」と考えても、既存の電源設備に十分な余力があるとは限りません。また、必要以上に設備容量を大きくすれば初期費用が増加します。

建物全体の電力使用状況や充電時間を踏まえ、必要な充電能力と電源容量を総合的に検討することが重要です。

立体駐車場へEV充電設備を
設置するときの場所選び

充電ケーブルが車路へ
はみ出さないようにする

充電設備を設置するときは、充電ケーブルが車路や歩行者通路へはみ出さない位置を選ぶ必要があります。

ケーブルが通路を横断すると、歩行者がつまずいたり、車両に踏まれたりする可能性があります。

車両の充電口はメーカーや車種によって位置が異なるため、区画のどちら側へ充電器を配置するかも検討しましょう。

柱や壁を利用して
充電器を配置する

自走式立体駐車場では、柱や壁面を利用して充電器を設置できる場合があります。

ただし、車両のドア開閉や歩行者動線を妨げないこと、車両が接触しにくい位置とすることが重要です。

必要に応じて防護柵や車止めなどを設置し、車両衝突による充電設備の損傷を防ぐ計画を検討します。

雨水や吹き込みも考慮する

自走式立体駐車場は、外周部が開放されている構造も多く、場所によっては雨や風が吹き込みます。

充電設備は設置場所に適した仕様を選び、配線接続部などを含めて適切に施工する必要があります。

屋上階に設置する場合は、雨だけでなく紫外線、積雪、強風などの環境条件も踏まえて検討しましょう。

EV専用区画をまとめるか
分散させるか検討する

充電区画を一か所へまとめれば、配線距離を短くし、電気設備を集約しやすくなる場合があります。

一方、特定の場所にEV利用者が集中すると、施設入口から遠い、充電待ちが発生するなどの問題が生じる可能性があります。

駐車場の規模や利用状況に応じて、集約配置と分散配置のどちらが適しているかを比較します。

新築の立体駐車場なら
先行配管を検討する

完成後の配線工事を
減らしやすい

新築時は、構造体や設備が完成する前に配管・配線計画を組み込めるため、将来のEV充電設備増設へ対応しやすいタイミングです。

初期段階では充電器を設置しない区画でも、電源盤から駐車区画付近まで配管を通しておけば、将来の追加工事を抑えられる可能性があります。

増設する場所を想定して
幹線ルートを決める

将来増設する可能性がある場合は、「空いている場所へ後から設置する」のではなく、どのエリアから充電区画を増やすかまで想定しておくことが重要です。

例えば、各階に充電対応エリアを設けられるよう幹線ルートを確保したり、分電盤の増設スペースを確保したりする方法があります。

構造部材との干渉を
避けて計画できる

完成後に配線経路を追加すると、梁や柱、耐火区画などによって希望するルートを通せない場合があります。

新築時から建築・構造・電気設備を調整すれば、構造部材への影響を避けながら効率的な配線経路を確保できます。

新築時に準備するメリット
  • 配管・配線ルートを確保しやすい
  • 分電盤や設備スペースを用意できる
  • 将来の増設工事を簡略化しやすい
  • 建築・構造・設備をまとめて調整できる
準備していない場合
  • 露出配管が長くなる場合がある
  • 新たな貫通工事が必要になる場合がある
  • 受変電設備の増強が必要になる場合がある
  • 充電器を設置できる位置が限定される可能性がある

既存の立体駐車場にも
EV充電器は後付けできる?

電源容量と配線経路が
確保できれば設置を検討できる

既存の自走式立体駐車場でも、EV充電設備を後付けできる場合があります。

ただし、設置可否を判断するには、受電容量、分電盤の余力、配線経路、充電器の設置場所などを現地調査する必要があります。

単に駐車区画の近くにコンセントがあるからといって、その設備をEV充電へ使用できるとは限りません。専用回路や適切な保護設備などについて、電気設備の専門家に確認してください。

配線距離が長いと
工事費が増えることがある

電源設備から充電区画までの距離が長い場合、配線や配管の施工量が増えます。

複数階にまたがって配線する場合は、縦方向の配線経路や防火区画の貫通、高所作業なども必要になる可能性があります。

充電器の価格だけではなく、電源から設置区画までの工事条件が費用に大きく影響する場合があります。

最初は一部区画から
導入する方法もある

EV利用者がまだ少ない場合は、最初から全区画へ充電器を設置するのではなく、一部区画から導入して需要に応じて増設する方法もあります。

ただし、その場合も後から増設できる電源容量や配線ルートがあるかを確認しておくことが重要です。

自走式駐車場と機械式駐車場で
EV充電設備はどう違う?

自走式は駐車区画へ
設備を配置しやすい

自走式立体駐車場では、車両が固定された駐車区画に停車するため、柱や壁などを利用して各区画へ充電設備を配置しやすい特徴があります。

充電中も車両が移動しないため、普通充電による長時間の充電とも相性があります。

機械式は装置との適合確認が必要

機械式駐車場では、パレットや搬送装置によって車両そのものが移動するため、自走式と同じ方法で充電器を設置できるとは限りません。

機械式駐車場向けの充電設備もありますが、装置方式や既存設備によって対応可否が異なります。

また、充電ケーブルが装置の動作を妨げないことや、機械式駐車装置のメーカー保証・安全条件なども確認する必要があります。

EV充電器の設置で確認したい
安全対策

充電設備への車両衝突を防ぐ

駐車区画の前後や側面へ充電器を設置する場合は、駐車時に車両が接触しない位置を選ぶ必要があります。

必要に応じて車止めや防護柵を設置し、充電器本体や配線設備を保護します。

ケーブルによる転倒・損傷を防ぐ

充電ケーブルを床面へ放置すると、利用者がつまずいたり、車両が踏んだりする可能性があります。

ケーブルを適切に収納できる設備や、利用者が接続しやすい設置位置を検討しましょう。

急速充電設備は
消防関係の規定も確認する

急速充電設備は、出力や設置方法などに応じて消防関係法令や自治体の火災予防条例を確認する必要があります。

消防庁では、急速充電設備の高出力化を踏まえて規定を見直しており、2023年の改正では、従来「変電設備」として扱われていた全出力200kWを超える急速充電設備についても「急速充電設備」として扱う制度改正が行われています。

具体的な届出や設置条件については、設備仕様や設置地域によって異なるため、設計者や電気設備業者、所轄消防へ確認してください。

車両火災への対応も
施設全体で確認する

EV充電設備の有無にかかわらず、自走式立体駐車場では車両火災を想定した消防設備や避難計画が必要です。

必要となる消火設備は、駐車場の規模や構造、開放性などによって異なります。充電区画だけを切り離して考えるのではなく、駐車場全体の消防・避難計画と合わせて検討してください。

EV充電設備の
利用・課金方法も決めておく

無料にするか有料にするか

商業施設などでは、EV充電を来店者サービスとして無料提供する方法と、利用時間や充電量に応じて課金する方法があります。

無料にすると利用促進につながりやすい一方、長時間占有や電気料金の負担などを考慮する必要があります。

利用者認証を行う

マンションや社員用駐車場などでは、登録された利用者だけが充電器を使用できる認証機能を導入する方法があります。

誰がどの程度使用したかを把握できれば、利用量に応じた料金徴収や管理にも活用できます。

充電終了後の長時間駐車も
考慮する

時間貸し駐車場や商業施設では、充電が終了した車両が充電区画を長時間占有すると、次の利用者が充電できなくなります。

充電時間や駐車料金の設定、満空情報、利用ルールなどを組み合わせ、設備を効率的に利用できる運用を検討しましょう。

EV充電設備の導入に
かかる主な費用

費用項目 主な内容
充電設備本体 コンセント、普通充電器、急速充電器など
電気工事 配線、配管、分電盤、ブレーカーなど
受変電設備 必要に応じたキュービクルや幹線の増強
設置工事 架台、防護柵、車止めなど
通信・管理費 認証、遠隔監視、充電管理システムなど
決済関連費 課金サービス、決済手数料など
維持管理費 点検、修理、通信、機器更新など

充電設備の導入費は、充電器本体だけでは決まりません。特に既存駐車場では、電源設備から設置場所までの距離や受電設備の余力によって工事費が大きく変わります。

複数社から見積もりを取る場合も、充電器本体だけではなく電気工事・通信費・保守費まで含めた総費用で比較しましょう。

EV充電設備には
補助金を利用できる場合がある

国では、EVの普及に必要となる充電インフラの整備を支援するため、充電設備導入に対する補助事業を実施しています。

2026年には、令和7年度補正予算による「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てん設備等導入促進補助金」が実施されています。

ただし、対象となる施設、設備、工事、補助率、公募期間などは年度や募集区分によって変わります。自治体が独自の補助制度を設けている場合もあるため、設備を発注する前に最新の公募条件を確認してください。

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建物と充電設備を別々に考えないことがポイントです

EV充電設備は後から追加することもできますが、立体駐車場の新築時に計画しておけば、配線ルートや設備スペースを建物計画へ組み込みやすくなります。

駐車場本体と電気設備を一体的に検討し、現在の需要と将来の増設余地を両立できる計画を検討することが重要です。

立体駐車場のEV充電設備を
計画する流れ

1. EV充電需要を整理する

現在のEV利用台数、施設利用者、駐車時間、将来的なEV普及などから、必要な充電区画を検討します。

2. 普通充電・急速充電を選ぶ

施設の滞在時間や利用目的をもとに、充電設備の種類を決定します。

長時間駐車が中心であれば普通充電、短時間で一定量の充電が必要であれば急速充電など、用途に合わせて検討します。

3. 電源容量を確認する

建物全体の電力使用量と受電設備を確認し、追加する充電設備へ供給できる電力を把握します。

必要に応じて充電制御や受変電設備の増強を検討します。

4. 充電区画と配線ルートを決める

駐車区画、車路、柱、歩行者通路などとの位置関係を確認し、充電器を配置します。

将来増設する区画がある場合は、その配線経路も同時に検討します。

5. 消防・電気設備の条件を確認する

充電設備の種類や出力に応じ、電気設備に関する基準や消防関係の条件を確認します。

特に急速充電設備を設置する場合は、設計段階で所轄消防への確認が必要になることがあります。

6. 運用・課金方法を決める

無料・有料、利用者認証、充電時間、予約方法など、完成後の運用方法を決定します。

設備だけを導入するのではなく、利用者が迷わず充電できる運用まで含めて計画しましょう。

立体駐車場のEV充電に関する
よくある質問

自走式立体駐車場にもEV充電器を設置できますか?

設置を検討できます。新築であれば、建物計画と同時に配線経路や電源設備を検討できます。既存駐車場でも、受電容量、配線経路、設置スペースなどの条件が整えば後付けできる場合があります。

駐車区画すべてにEV充電器を設置する必要がありますか?

必ずしもすべての区画へ充電器を設置する必要があるとは限りません。施設用途、現在のEV利用率、将来需要、使用できる電力などから必要な口数を検討します。一部区画へ充電器を設置し、残りは将来増設できる配管や電源設備を準備しておく方法も考えられます。

普通充電と急速充電のどちらを設置すればよいですか?

利用者の駐車時間によって適した方式が異なります。マンションやオフィス、ホテルなど長時間駐車する施設では普通充電を検討しやすく、短時間で充電を行う必要がある施設では急速充電が候補になります。設備費や受電容量も含めて比較してください。

充電器を増やすとキュービクルの交換が必要ですか?

必ず交換が必要になるわけではありません。現在の受電容量や建物の電力使用状況、充電器の出力・台数によって異なります。充電制御によって設備増強を抑えられる場合もあるため、電気設備の専門家による確認が必要です。

既存の立体駐車場にも後から充電器を追加できますか?

電源容量や配線経路、設置スペースなどの条件が合えば追加できる場合があります。ただし、電源から充電区画までの距離が長い場合や受電設備に余裕がない場合は、配線工事や設備増強が必要となることがあります。現地調査を行ったうえで判断してください。

EV充電器の設置に消防署への届出は必要ですか?

充電設備の種類、出力、設置方法、自治体の火災予防条例などによって異なります。特に急速充電設備では消防関係の規定が関係するため、具体的な設備仕様が決まった段階で所轄消防や専門家へ確認してください。

EV充電設備に補助金は使えますか?

国や自治体が充電設備の導入を支援する補助制度を実施している場合があります。ただし、対象設備や施設、補助額、公募時期などは年度によって変わります。補助金を利用する場合は、契約・発注前に最新の公募要領や申請条件を確認してください。

まとめ:EV充電器だけでなく、
将来の増設まで考えた駐車場計画を

立体駐車場へEV充電設備を導入する際は、充電器の種類や設置台数だけでなく、受電容量、配線経路、充電制御、利用者動線、安全対策、課金方法などを総合的に検討する必要があります。

特に新築の自走式立体駐車場では、完成後に設備を追加することを前提とするのではなく、将来的なEV普及を見据えて配管や電源設備を準備しておくことで、増設時の工事負担を抑えられる可能性があります。

綿半ソリューションズでは、敷地条件や希望する駐車台数、施設用途だけでなく、EV充電設備や将来の増設も考慮した自走式立体駐車場をご提案しています。駐車区画や車路、構造、電気設備を一体的に検討し、現在の使いやすさと将来への対応力を両立できる計画をサポートします。

「EV充電器を何台設置すればよいか分からない」「将来的に充電区画を増やしたい」「既存駐車場から自走式へ建て替える際にEV対応も進めたい」といった場合は、基本計画の段階から専門家へご相談ください。

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監修
6層7段 国土交通大臣認定を業界初取得
綿半ソリューションズ
綿半ソリューションズ株式会社
設計・構造提案から並走する
駐車場専門の技術パートナー
綿半ソリューションズ株式会社

綿半ソリューションズ株式会社は、自走式立体駐車場の設計・施工を専門とする専業メーカーです。
全国に多数の施工実績を持ち、用途や敷地条件に応じた構造提案を行うほか、設計段階からゼネコンや設計事務所と連携し、図面・法規・運用面まで一貫して対応。
6層7段構造において国土交通大臣認定(一般認定)を2016年12月、業界で初めて取得※するなど、大規模・高層対応の先駆的な実績も有しています。


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